こんにちは。
プロダクションマネージャーのビュエルです。
「新しいこと通信」コラム第2回目は「生産者」に関するお話。
多くのジョッゴ製品がつくられている国バングラデシュです。
ジョッゴとバングラデシュの関わりは深く、
私たちが現地でどんな取り組みをしているのかをご紹介する前に
まずバングラデシュのことを、知ってもらいたいと思います。
バングラデシュってどんな国?

バングラデシュは、インドとミャンマーに隣接する日本の4割ほどの面積の国です。
人口1億6千万人。
日本より狭いのに人口は多く、人口密度は世界有数の高さです。
有名なのはアパレル産業で、多くの縫製工場が存在し、なんと輸出全体の80%近くが洋服を占めていて、国の経済を支えています。皆様のクローゼットの中にも、バングラデシュ産のものがあるかもしれません。
私が初めて首都ダッカに行った時の感想は、まず人、人、人!
得に若い方が多く、とても活気に溢れた街だと感じました。
フレンドリーな人々
車も人もごった返しているダッカ市内は騒々しく
日本人にとっては、少し身構えてしまうような雰囲気です。
でもよくみると、道端でお茶をしながら他人と話したり
みんなで車いすの方を手助けしたり、優しい人々の表情が見えてきます。
バングラデッシュ人の人々は、本当におしゃべりが大好きで、フレンドリー。
フレンドリーさならではの「おもてなし精神」が浸透していて、どこへ行っても来客に対して食べ物や飲み物が次々と出されます。
また、街が活気にあふれていると感じるもう一つの要因がファッションです。
街で見かける男性は「ルンギー」という柄の布を腰に巻いていたり、女性は「サロワ・カミューズ」という服をまとい、それぞれがカラフルにおしゃれを楽しんでいます。
貧困問題
そんな活気ある素敵な国バングラデシュですが、アジア最貧国とも言われる一面もあります。
経済成長のおかげで、2005年に40%だった貧困率は2018年時点で21.8%と改善。
しかし、まだまだ十分に食事を得られない、未就学の子供たちが多く存在しています。
首都ダッカ市内の路上には、助けを求める人々があちこちに座っていて、物やお金をねだる子供たちの姿もありました。
ジョッゴが目指す場所
実はジョッゴという会社が始まったきっかけは、このバングラデシュで貧困に苦しむ人々に何かできることはないか、という思いからでした。
現在、ダッカから車で少し離れた場所に工場があり、そこで仕事を必要としている人を雇用・トレーニングし、革職人として商品を製作しています。
働いているメンバーの属性は様々で、家族のために働く若い人や、シングルマザー、身体に障害がある方もいらっしゃいます。
そんな方々に対して、できる限り多くの雇用機会をつくるために日々模索しているジョッゴ。
雇用といっても、ただ働いてもらって賃金を支払うのではなく、彼らが革職人として「誇り」をもってキャリアを築けるような環境をこれからも目指していきます。
次回
工場の中の様子を、覗いていきます。
各メンバーができるだけ安心して働ける環境をつくるためにしている取り組みを紹介していきます。
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